ホットケーキ
子供と一緒に料理をするのはなぜこんなに楽しいのか。
特にホットケーキ。ホットケーキミックスを使っているので、当然と言ってしまえばそれまでだが、はずしたことは一度もない。
用意するものも、子供がいる家庭には常備されているものばかり。卵と牛乳とホットケーキミックス。
あとは、ホットプレートを用意すれば子供と一緒に作ることができる。
まず、子供たちに卵を割らせるのがたのしい。
卵を割るには、微妙な力加減を覚える必要があり、子供達にはなかなか難しい工程です。
テーブルに強くぶつけすぎるとその場で割れてしまうし、うまく割れずに卵の殻がホットケーキに混入してしまうこともある。
真剣な顔をしてやってくれるのですが、成功率70%くらいの時が、見ているこちらもスリルがあって楽しい。
子供たちにとっては、成功したらほめてもらえる仕事の一つでもあります。
続いて混ぜるのが楽しい。
実際はさっくり混ぜるだけでよいのだけれど、何となくおいしくなる気がしてひたすら混ぜる。単純な作業なのに、自然に笑顔になってしまう。
ねるねるねるねはこの心理をうまく利用していますよね。
それからもちろん焼くのも楽しい。
ボウルから種を救ってこぼさないようにタイミングよくホットプレートに乗せるのは子供たちには難しい。
ちょっとくらいこぼれるけれどあまり気にしない。小さいホットケーキをたくさん作ったり、でっかいのに挑戦したり。
そしてホットケーキの最大のイベントであり、高難易度でもあるひっくり返す工程へと続く。
失敗してもうまく行っても盛り上がる。何枚も焼くため、1度失敗しても何度もトライできるのもいい。
卵を割るのと同じで、この工程がうまく行ったときには、子供をほめてあげることができる。
そして、最後に一緒に食べるのが楽しい。
焼きあがったばかりのアツアツのホットケーキはとてもおいしいし、ジャムやハチミツ、生クリームなどを載せて自分たちで好きな味にして食べられる。
こんな感じで我が家ではよくホットケーキを焼き、私は率先してホットケーキ奉行をやっている。
高校生くらいまでは喜んで食べてくれるかもしれないと思っているのだけれども、そんなには持たないかな。
散らかったテーブルを片付けながら、そんなことを考えました。