壁のぼり
先日から長男が通っているボルダリング教室。
コーチがロープを使って一番高いところまで登らせてくれるという、ちょっとしたイベントがありました。
「怖かったら教えてね。途中で降りても大丈夫だからね。」とコーチから優しいお言葉をいただき、順番に登り始めたのですが、20名いた子供のうち、18名が1回のトライで一番上に到達しました。
な、なかなか皆さんやりますわね。うちの息子もやるから、みてらっしゃい。
いよいよ長男の番。
高所恐怖症だったことも忘れて、朝から張り切っていたのですが、いざ登り始めると半分も登らないうちに「もう無理、降りる」と
「貴様、それでも日本男児か!根性から叩き直してやる!」とちゃぶ台があればひっくり返す思いをぐっと我慢します。
長男もちらちらこちらを見ていたので、もしかするとプレッシャーを感じさせていてはいけないと思い、深呼吸で平静を保ちます。
続いて2回目のトライ。
今回も1回目と同じところで「もう無理。降りる」と。
「きさん!もう我慢ならん。目をつぶって歯を食いしばれ!!!」と思っていたところ、コーチから「がんばれ、もう一歩だけ登ってみよう」。
長男はその一言に促されて、もう1段登ることができました。
そしてラストトライ。
長男はまたも1回目と同じところで「怖いから降りたい」と。
私はもう我慢の限界。
「てめ~、えdrftgyふじこlp;@:」と叫びそうになったところ、コーチから「右足を動かしてもう1歩登ってごらん」
その一言がきっかけとなり、長男は1歩登り、続いてもう一歩。そこからコーチの励ましの声もあって、何とか一番高いところに到着です。
スルスルと壁から降りてきて、得意げに私を見る長男。
あとで話を聞いてみたところ「コーチの言葉通りにやっていたら、知らない間にてっぺんについてた。」だってさ。
あの子よりは劣っていてたまるかというみっともない思い。
子供の習い事についていくと、どうしても親のエゴがでてしまう。
反省。
高所恐怖症なのによく頑張りました。
いまだに、高所恐怖症を自称していますが、あの壁を登れたんだから恐怖症とは言えないと思うんだけどなぁ。。。