いまさらながら、自転車の練習はストライダーから
私が子供の時の話。
自転車が乗れるようになってからすぐに道路わきの溝にはまって大けがをしました。
溝にはまった原因は、目を閉じて自転車に乗っていたから。
親からも当然バカ扱いされましたし、自分でも相当アホだったと思います。
でも目をつぶって自転車をこぐと、体がひとりでに移動しているような不思議な感覚になります。
そして目をつぶっている時間が長ければ長いほど、再び目を開けたとき、ワープしたのかと思えるくらい先に進んでいるのが楽しくて。
日に日に目を閉じて乗っている時間が長くなり、ある日ノンブレーキで溝にはまってしまったのです。
もう一つ、自転車の記憶としてわずかに思い出すのは父親と一緒に練習をしたことです。
土曜の夕方になると、ぴかぴかの自転車にまたがり、父親に荷台を持ってもらって練習したものです。
派手に転ぶけれど、手を差し伸べてくれない父親の顔色をうかがいながら何度も何度もトライをして気が付けば自分一人で乗れていた。
そんなノスタルジックなシチュエーションを我が子と期待していたのですが、長男も長女もストライダー経由であっという間に自転車に乗ってしまいました。
長女なんかは一切手助けしていません。
ある日、妻からLineが来て「乗りたいって言うから、乗せたら乗れた」って。
私の純情を奪ったのはタイトルにもなっているストライダーです。
ちょうど長男が2歳くらいのときにストライダーがはやり、自転車の練習にもなるということで買い与えたのですが、楽しいし、子供でも扱いやすいしで大喜び。
あっという間にストライダーを乗りこなし、そのままの流れであっさり自転車へ。
目をつぶって乗っている様子はなかったので、とりあえず一安心。
とは言え私の子供なので、「目をつぶって運転するなよ」とだけは伝えておきました。
それにしてもストライダーって本当によく考えられていると思います。
買って損のなかったものの一つですので、迷われているのでしたらおすすめします。
今ではいろいろな種類ものがでてきていますが、子供たちは全力で遊びますから、軽くてできるだけシンプルなものが良いかと思います。
当時はどこでも乗れたのですが、最近は少し厳しくなってしまい、制限されているようですね。
買ったはいいけど乗るところがないというのも悲しいので、遊ぶ場所が近くにあるかも確認してご検討くださいね。