皿を洗う
結構やっているのに、結婚してから手伝ってくれたことは1回もないと言われることはよくあります。
たとえば洗い物。
こんなとき「どんなに少なく見積もっても20回以上はやっている」となんて反論すると必ず喧嘩になるのでぐっと我慢です。
回数の問題じゃなく、気持ちの問題ということが最近やっとわかってきたので、下手なことは言わないに限ります。
うだうだ言っても仕方がないので、とりあえず今日もシンクに立つ私。
実はわたし、洗い物も嫌いじゃないのです。
学生のころよりは量も、皿の種類も、おなべの大きさもぜんぜん違いますが、それはそれで楽しいのです。
一番効率が良いのはいったん全部洗剤で洗って、それが終わったら全部すすぐ方法でしょう。
しかし、限られたスペースかつ適当に放り込まれている食器類に、そんな正論が通じるわけはありません。
とりあえず作業場を確保するために数枚のお皿を洗います。
作業場が確保できれば次は積み上げを考えながら洗う順番を決めます。
恥ずかしながら我が家はいまだ食洗機がなく、台所にあるカゴに洗った食器を積み上げるのですが、これもなかなか面白い。
マグカップやグラスは下のほうに、木製品やプラスチック製品はどうとでもなるので最後のほうにして、形の整ったものから順番にタワーを作っていきます。
8割くらいやったあとで必ず見落としていた食器がひょっこり現れて、当初想定していたタワーができることはほとんどないのですが、パズルみたいで楽しいです。
一番最後に大物を片付けて終わり・・・ではなく、もちろん三角コーナーの生ゴミを片付け、最後にシンクの中をさっと洗っておわり。
「よーし、これできれいになった。一仕事終わりっと」
この感じがたまらないですね。
食器はきれいになるわ、皿洗いは楽しいわ、嫁の機嫌はよくなるわで言うことなしです。
あ、ちなみに三角コーナーとシンク洗いは言われなくてもやってくださいね。
せっかくがんばってやったのに、ダメ出しされたらほんと悲しいですから。。。
皿洗いを通じて、皆様の家庭の父親の地位がもっとあがることを祈っています。